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2005年11月30日

コンピレ—ション発売

BBSでも書かせてもらいましたが
12月7日に弾語りで2曲参加したコンピCDが発売になります。
この中にはいっているサイトウタクヤさんの「ない風景」は
一時、ずっとリピートして聞いていました。よい詩を書くひとです。
音の選び方を聞いていて、いい意味でマイペースな人かなと
勝手に思ったりもしています。
このCDはミュージックファンドという出資を募っての制作になるのだそうです。
と聞くと、本当にそんなのあつまるのかと思うのですが
一応出資を募ったCDについてはみなプラスになっているようで
例えば一万円出資すると、わずかながらファンにもプラスとなって戻ってくるようです。
それがプラス100円になるか200円になるかはケースバイケースですが。

ちなみにこのコンピCDを企画したHさんは、
みた目は少し怖いけれど、いい人です。
所属していた大手の音楽出版社をやめて後半生を
レーベルにかけて、ここちよい音楽を追求しようという熱意ある人です。

詳しくはこちらを。「イカニカファンド」というとこです。
まだ試聴やら、アーティストプロフィールやら詳細が出そろって
いませんがそのうち揃うことでしょう。
http://www.musicsecurities.com/index.html

追伸:ミノリンありがとう。同窓会楽しみにしてます。

2005年11月27日

先生がわたしたちにのこすもの

今日夕飯の買物に行く途中
向こうから高校時代の倫理のK先生が
自転車でやってきました。
一瞬だったので挨拶できませんでしたが
先生の黒かった髪が、白くなっているのが
5年という時を感じさせて、ふっと淋しくなりました。
それと同時に色々なことを思いだしましたが、それは、
先生がセンター試験直前にたった3人の倫理受験者のために、
休日近くの公民館の一室を借りて授業をしてくれたこととか、
その日の朝の静かだったこととか、
「先生はね、どうも昭和天皇というひとはかわいそうな人だったと思うよ」
という一言とか、
先生が若い頃仲間とどこかに遊びにいって溝をとびこえようとして
落ちた話を図説してくれたこととか、
大学時代の同級生が盾の会のメンバーで
三島の割腹自殺のとき一緒に死んだ話とかでした。
ようするに、倫理で習ったことについては、
プラトンの影の寓話のほかほとんど思いだせないのです。
教師が生徒にのこせるものは、教科の内容そのものではなくて
雑談や何気ない一言に映る教師の印象にすぎないのだということを、
しみじみと思ったのでした。
それを生徒にのこせる者が優れた教師であるのだろうとも思ったのでした。

2005年11月25日

クマのにおい

8月に今の街に越して来たら、
近所につれない柴犬がいました。
いつ通っても怒るでも喜ぶだけでもなく
まんじりともせずできれば
関わりあいたくないかのように
微かに視線を動かすだけ。
こんなつれない柴犬に出会ったのは初めてでした。
お前はどんな風に育てられたの?
嬉しいときはしっぽを振って
不快な時はうううとうなって
怖いときは吠えればいいのよ?
誰にも教わらなかったの?
色々考えても勿論反応はいつも同じ。

それでもめげずに門越しにしゃがみこんだ今日、
私は「クマの手袋」をしていました。
すると伸ばした手の匂いをくんくんと嗅いだのです。
こんなこと初めてでした。
そして何となく仲良くなれそうな気配がします。

遠い国の黒い毛の動物(多分クマ)の不思議な匂いがする人間に、
つれない柴犬はようやく微かな好奇心を持ったようでした。

うれしい。うれしい。クマのにおい。

2005年11月23日

七面鳥とカステラ

今日の夜、急にトルコ料理を食べにいきました。

前菜。やぎのチーズ。

壁にトルコのサッカー選手の写真がはってあって
昔のマムルークと言われた白人奴隷はこんなであったかな
などと断片的な世界史の記憶が蘇りました。
でもそれは外国の人がサッカーの中田をみてちょんまげの武士は
こんな顔してたのかと思うのと同じだな、と思いました。

スープ。マメとトマトのスープ

頭の中にある世界史の知識は時に、
何かの事象を前にして唐突にとりだされますが、
そのとり出され方のあまりの粗雑さと単純さに
なんとなく自分でげんなりしてしまうことも多いのです。
ポルトガル人のデニアと初めてあった夜、
私はこんぺいとうとカステラの話題しかろくにできませんでした。
数分でつきてしまうような知識へのそのもどかしさ。も。もどかしい。
でもそんな無知へのもどかしさを抱きつつ、
それを埋め合わせるように
今、目の前にいるその人の
扉を貪欲に叩いていくこと。
やっぱり好きです。
あんまり話に熱中して二人して道に迷ったりしたけれど。

主菜。ラムのいためもの。

トルコからヨーロッパへと七面鳥が輸出されたために
七面鳥はターキーと呼ばれるようになったそうで、
それはカステラ(カスティリヤ)も同じパターンだなあと
またいつのまにか小さな世界史の断片へのものおもいに
ぐるりと戻っているのでした。

羊飼いのサラダ。
トルコ風紅茶。
例の伸びるアイス。

この秋デニアはシベリア鉄道を使って
ゆっくりポルトガルに帰りました。

約束のCDを早く送らなければとふと思いだしました。

2005年11月21日

ニーナと春巻き

北京で買ってきたニーナ・シモンのアルバムに入っている
「I THINK IT'S GOING TO RAIN TODAY」をひたすら繰り返し
聞きながら春巻きを作っていました。
やっぱり心地よい。
同じような声質の歌い手は沢山いるけれど、
こんなに沁みてくるのはニーナの優しいピアノがあるからでしょうか。
気づくと春巻きの具を残さずぴったりつくり終えていました。
こんなこと初めて。
ニーナの音で包んだ春巻き、これから揚げます。

先日

むかでと友達になる夢をみました。
ちょうどあのヘビ使いのように
肩を通してうでからうでへ
むかでをいったりきたりさせていました。
不思議と怖くはないのでした。
うれしくて、楽しくて、ちょっと得意でもあったのですが
そんなことをしているうち、
むかでに好かれてしまい、
むかではどこまでも私を追いかけるようになりました。
そこで初めて不快感と恐ろしさが押し寄せて、私は逃げ始めます。

そしてずっと逃げて行く夢なのですが、
この不思議な夢はつまり、
うれしくて楽しいことでもやりすぎて
得意になってはいけないということか。
という割とありきたりなことを
今日の午後、新彊の緑のレーズンを食べながらふと思ったのでした。

2005年11月17日

ブログはじめます

おまたせしました。
少なくてもちょこちょこ
書いていければと思います。